高杉 良

角川書店

グループ:Book

ランキング:7478

価格:¥ 680

発売日:2002-04

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カスタマーレビュー

会社の立ち上げから数年間の苦労と成功談が描かれる  (2008-09-26)
 和民社長渡辺美樹さんを主人公とした経済小説です。運営資金を貯蓄するため、佐川急便のドライバーを1年勤め、300万円の資金を貯蓄し会社を立ち上げる。(上)刊では主に会社の立ち上げから数年間の苦労と成功談が描かれる。

 時には、大失敗をしながらも、渡辺社長の人柄にひかれ周りには人垣ができていく。また家族、社員、スタッフへの大きな愛情を感じた1冊だ。

小説としては面白いが、社長自身はまったく尊敬しない、出来ない  (2008-08-26)
そもそも飲食産業が嫌いである。なぜなら働いている人が幸せでないから。トップだけ幸せな構造を持っている最底辺の産業である。

社長は凄いことをやったという風であるが、結局、親の後ろ盾でリスクを恐れずチャレンジ出来ただけ(何度も親に融資してもらっている)であって。ハングリー精神からくるベンチャーではない。

読みたいならまずは上巻だけを  (2008-07-19)
他の方もお書きになられていましたが、美化されている部分もかなりあると思います。
学生時代の取り組みは、自分に照らし合わせてみて、なるほどこれは行動力があるなと思いました。
しかし、奥さんを口説く過程を筆頭にひどく独善的な場面もでてきます。
たとえば、渡辺社長は人に恵まれているなあ、これも本人に魅力があるからだろうと考えさせる節もありますが、スカウトをもちかけた学生時代の同輩に翻意されてしまうと、しょせんその程度の人間だった、と切り捨てるような言い草があるのも気にかかりました。
自分のビジネスも重要ですが、人にはそれぞれの人生や事情があるのですから、信頼し合った仲間にこんな言い方はないだろう、と思いました。
また、幼少のころ母親が死に、父親の会社が倒産し、起業前には佐川のSDと、いかにも苦労人という感じがします。
しかし、父親はその後働き再婚もしているようで、のちの渡辺社長が事業を拡大する際には1000万円出資しています。そもそも、なぜ渡辺社長は健在の父親と暮らさず、祖父母と暮らしていたのでしょう?
また、渡辺社長自身も学生時代に組織の運営をしながら友人とキャンピングカーで日本一周旅行に出たり、ヨーロッパを周遊したりしていたようですが、旅行の金はどうやって捻出したのでしょう?

突っ込みどころのある美談が多い気がして、すんなり共感することはできませんでした。
小説というよりは渡辺社長の伝記という色が強いです。
ああ、こんな人なんだと知るにはよいかもしれませんが、小説としてはあまりお勧めはできません。

起業家とは?リーダーシップとは?  (2008-05-12)
企業家のノンフィクションモノが好きなのと渡邉社長と歳が近いので読んでみた。
冒頭の佐川SDの描写に引きづり込まれて読みだした。
読んでいて思ったのは、何をやるにも目標を明確に立てそれに向けて邁進する事、
努力 行動を惜しまない事。
それと、本作に似た題材で、城山三郎氏著作の小説『外食王の飢え』を想起してしまった。
「外食王の飢え」の主人公モデルの江頭氏も明大出身(と言っても氏は卒論を破棄してして自ら中退となったが…)
である事など共通項が多い。時代背景や小説の脚色の違いを差し引いても根底のある、
信念に則り困難を排除して突き進む姿勢はいつの時代も普遍である。

余談ながら、当方も以前外食の仕事に携わっていた経験があるので、
業界の裏事情も嫌と言うほど熟知している為。
ストーリー上必要無いと言えば無いが、本書のようなキレイ事ばかりでなく
ダーティな部分、労働搾取の部分の描写が少ないのが不満であった。
当方が勤務していた会社も創業者の強烈なリーダ−シップの元、一代で上場を果たした会社であった。
上場前には、利益確保の為の残業手当のカット、店舗リストラ、
上場後は創業者利益を得た幹部社員の離脱等色々あったなと懐かしくも思ってしまった。

内容はまあまあだが、文章がくさすぎ  (2008-04-29)
企業を立ち上げ、上場させるまでの物語。期待して読み進めたが、文章が幼稚で言い回しが変。特にセリフがくさくて興ざめだった。中身も薄気味でがっかりだった。