姜尚中
集英社
グループ:Book
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発売日:2008-05-16
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カスタマーレビュー 
考えるな、悩め
(2008-08-30)
ビジネスの世界では「悩むな、考えろ」と言われるが、常々違和感を感じていた。だって、困難にぶち当たったら普通は悩むし、悶々とする過程を通じて理不尽な状況を受け入れ、割り切るポイントを見出すのだろうから。さて、筆者の本を読むのは初めてだが、中々読みやすくて共感を誘う展開になっている。全てをウェーバーと漱石に帰結させようとしなくてもよいとは思うけれども。
青年の持つ傾向を「自分のこしらえた城から一歩も出ず、のぞき穴から外界を窺うように全ての人間を疑ってかかり、ひたすら自分のことだけに熱を上げる」と表現したのは秀逸。青年に限らず、現代人の病因はまさにここにあるのだろうと思う。そして、解決の糸口は「他者からの承認である」というのも永遠の真理であり納得。世の中ときちんと向き合って生きろ、ということだと思う。
悩みを肯定する
(2008-08-28)
著者が在日ということもあり、「悩み」について深く考えてきたにちがいないとの思いから購入した。予想した切り口とは違ったが、悩むことについて肯定的に捉えられるようになった。
何か悩みが発生すると、これまではとても否定的であったが、これを力に変えよう!とすら思える。人間は悩んで当たり前、悩むことから始まるといってもよいのだ。
いろんな例を挙げながら、悩むことが特別なことでないことを教えてくれる。
そして、悩みぬいた先には開き直りや横着さがあってよいのだと。
一人一人がこの時代のうねりに巻き込まれながらも、したたかに強く生きる!そんな強さを必要とする時代に生きる我々が読まなければいけない一冊である。
特に若い人には読んでもらいたい。
金があったら働かない
(2008-08-21)
本書に働くことについて書いてある章がある。
著者は「金があっても人は働く」というようなことを言っているが、それはあまり一般的ではない。
著者のように、知的・創造的な仕事をしている人には仕事は面白いものなのだろうし、社会的承認も得られるのだろうが、
世の中には誰がやっても面白くないという職業についている人もいて、そういう人にとっては働くことは苦行でしかなく、生きるために仕方なくやる手段である。
期待はずれ
(2008-08-16)
血肉になる読書を目指す人にとっては、がっかりする結果になるでしょう。タイトルと内容は、羊頭狗肉の関係で、悩む力とは何か、いかにすれば得られるかという観点において、独創的なものはありません。悩みに徹すればいずれ開けるということを、一冊かけて説明しようとしたんでしょうか。「相互承認」が一つのキーワードになっています。著者のことは薄ぼんやりとしか知りませんでしたが、他者から認められることにこれほど重きを置いていることは、意外でもあり、がっかりでもありました。
悩んでいます
(2008-08-10)
うーん、結局何がいいたいのか、読み終わってから悶々としています。
つまり「悩んで」います。
本書を読んで、悩むことで、「悩む力」を鍛えろということなのか
もしれませんね。