小林 多喜二
新潮社
グループ:Book
ランキング:170
価格:¥ 420
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発売日:1954-06
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マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための
私たちはいかに蟹工船を読んだか
破戒 (新潮文庫)
小林多喜二名作集「近代日本の貧困」 (祥伝社新書122) (祥伝社新書 122)
超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)
カスタマーレビュー 
感銘は受けなかった
(2008-08-31)
自分は感銘は受けなかった
それに、いくらなんでも派遣社員の労働環境はここまでヒドクないと思う
労働環境云々よりも、日本社会は労働時間の短縮に知恵と労力を注いだほうが賢明。
生々しい臭そうな描写が多く全体の8割くらいは占めるので、食事しながら読むのはおすすめしない
また、小説としても、軸となる主人公らしき人物が登場せず、非常につまらない
読後になにも元気がでない、働きたくなくなる。シャンプーして風呂に入りたくなる。そういう話。
国家は何を感じているのか?
(2008-08-31)
本書が売れているという事実自体が 時代の一つの事件であるという認識のもとで 初めて本書を読む機会を得た。
まず本書は 非常に迫力のある小説である点に驚いた。方言で構成された会話を駆使して 表現される 戦前の蟹工船の状況にはリアリティーを強く感じた。話の展開も ある意味では紋切型である点で明快である。漫画になっていると聞くが なるほど 筋の明快さとビジュアルなリアリティーから見て 漫画化に非常に向いていると思った。
あっという間に読み終わって 改めて これが現代の日本の本屋に山積みになっている事実を考えなくてはならない。
格差社会、フリーター、ニートというような言葉が 新聞、ネット、ブログで頻出する時代だ。その中で 本書が売れているという状況は 平たく考えると 現在の日本に「蟹工船」と同様の状況を読みとる人が多いということだろう。
流石に 当時の蟹工船のような極端な労働環境は日本には既になかろう。但し 蟹工船という職場を貫く「原理」は ソフトな形に代わって 今なお残っている気がする。特に 最近の派遣社員制度を巡る議論において その「原理」が見えてきており 現代の「蟹工船」の姿が浮かび上がってきているとする向きが多いに違いない。
「蟹工船」を書いた小林多喜二は 特高警察の拷問で死んだ。国家が「危険思想」と判定すると 人を殺害することができる乱暴な時代がかつて有った。そんな「危険思想」が現代でかように読まれているという事を 今の国家はどう感じているのだろうか?
それが最後の読後感である。
読めば、見える。
(2008-08-31)
「おい地獄さ行ぐんだで!」
という冒頭の台詞から、良い意味で俗っぽい表現で小説は語られる。
作者は、あえて文章を洗練させようなどとはしていない。
登場する労働者達が、肩を叩いて励ませる距離に感じられる。
読んだあと、感動した、で終わってはいけない本。
読んだら、社会を見てみよう。
蟹工船に乗せてみろ
(2008-08-26)
やれやれ、モノ扱いの労働で、私は現在、壊れた部品のようです。腰と足と精神を破壊されました。後で明らかになった、死人まで出し06年より社会問題になっている偽造請負でした。ゾッときます。蟹工船と変わりなかったですから。働きたくても、もうどこも雇ってくれません。これはさておき、若者を蟹工船に乗せろという人が、いるそうですね。上等だ!私を蟹工船に乗せてみろ!現代の劣悪な雇用の実態に比べたらいいほうだ。闘いたい時、他人事と思わず一緒になって立ち上がる仲間が大勢いるし。今、糞紙のように使いものにならない体になってしまった。そんな意味で蟹工船からすら閉め出されてしまった。…かえっていいのか。日本が、世界が、現代が蟹工船化してしまっているとよくいうが、まさにそのとおり。決して、誰一人、「蟹工船で描かれたものは自分には関係ない、だって努力が報われたんだも〜ん」なんて、今はいってられても、そのうち、いえなくなるかもしれない。
色んな小説を読んできたが、この一冊の本を読んだだけでいろいろ説教されたりすることもたびたびある。蟹工船を読んでたら親戚から、お前は共産主義者かとまくしたてられた。激しい怨恨すら感じる人も少なくない蟹工船。それだけの力が作品にあるってことですね。かえって興味わきます。
こんな時代だから・・・
(2008-08-25)
こんな時代だから、再読されるようになっているのでしょうか?
時代背景を頭に入れておかないと、わからないところがあるかも
知れません。
読みやすい内容だとは思うのですが、主人公がはっきりと定義されない
(誰だかわかりにくい)ことや、どこか宣伝(プロパガンダ)の匂いが文章
から漂ってくるところは、やはり作品の書かれた背景をよく知っておく必要
はあると思います。
あの時代ということを考慮して読む必要はあるとおもいます。