杉山 茂樹
光文社
グループ:Book
ランキング:3748
価格:¥ 903
発売日:2008-03
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サッカー戦術クロニクル
サッカー番長 0号―ヨイショ記事にはもう飽き飽きだ。
戦術に関してはこの本が最高峰―これぞサッカーの「戦術学」 全世界30クラブ解体新書
「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)
徹底図解!サッカーの戦術&技術―強いプレーヤーになる最新メソッド プロ級を目指す者必見!戦術の基本がすべてわかる
カスタマーレビュー 
ワンランク上の観戦者を目指す人の最初の一冊として
(2008-12-31)
本書は、一般にはとっつきにくいサッカーフォーメーションの話を、具体的な試合例にもとづいた腑に落ちる解説と図解により、初心者にもわかるように伝えることに「大」成功している。私はフォーメーションについて大まかに理解する目的で本書を読んだのだが、読む前の目的がこれほど達成された本も最近なかったので非常に得した気分だ。
4-2-3-1、3-4-3(3-3-3-1)、4-4-2、3-4-1-2……。一見初心者にはわけのわからない数字の羅列も、本書読後には、それらのフォーメーションがおおまかにいって守備的か攻撃的かとか、それらの長所や短所などもある程度頭に浮かぶようになる。今後の観戦が一層楽しみになった(天皇杯直前でよかった)。ほかにもいわゆる「ファンタジスタ」がともすれば穴になるケースがある理由とか、また日本代表のフォーメーションが戦術のコンセプトと不一致の場合もよくあったということも具体例つきでよくわかった。監督の手腕でチームが大きく変わる事実も、ここまで説得的な議論を読んだあとでは信じるしかないと思った。
著者はプレイヤーとしての実績はないようだが、豊富な観戦経験がこれほど説得力のある議論を生み出すのかと感心してしまった。機会があれば下部のリーグの監督をやってみればいいのにと思った。イタリアのサッキ監督みたいになりあがれるかもしれない。
サッカー観戦するときに、超絶テクや、絶妙なスルーパス、華麗なシュートなどばかりに目を奪われがちだが、それに目を奪われないワンランク上の観戦者になりたい人の一冊目として大いにお勧めできる良書である。
戦術って何!?
(2008-12-10)
かなり参考になりましたが、サッカーは野球と違ってその場の判断は監督のサイン通りには動きません。サッカーの主役は監督だと言っていますがそれは違うと思います。
個々がその場面場面で判断できるプロであれば「布陣」は関係なく、1対1が基本、「婦人」の力が一番でしょう!?
布陣を一望できるショットが好き。
(2008-09-24)
季刊サッカー批評などでも著者の解説記事を楽しく読んでいたが、各誌で執筆した記事に加筆・訂正して新書が刊行された。
サッカー戦術を云々するのが好きな人にはお勧めである。私は戦術を云々するのが大好きなため、この本は楽しく読んだ。
当然ながら、戦術論を踏まえた解説は結果論的な要素が強い。ジーコの采配などは戦術的な工夫が無い(ように見える)ため、当然ながら、批判の対象となっている。サイドを重視した戦術のトレンドなどふむふむと読み進めるうちに読み終えていた。
結果論的な文脈になるが、理屈は通っている。読者の反応はさまざまだろうが、日本サッカー協会に一貫した強化方針や監督選抜の基準が無いことは全ての人が同意できるのではないだろうか。
サッカー観戦の醍醐味はもちろん、瞬間的なプレーの鮮やかさもあるが、私は試合開始直後の遠景で布陣が一望できるショットが好きである。その布陣から戦術的意図が読み取れるときの言いようもない期待感は懲りずに試合を見続ける大きな要因である。筆者の解説記事がそれを教えてくれたように思う。
数列がすぐに頭に入らない
(2008-09-07)
サッカーは代表戦を見る程度のファンです。
副題の「サッカーを戦術から理解する」に惹かれて読んでみました。
が、4-2-3-1だの 4-3-3だの 3-4-2-1だのいちいちゲーム版みたいなのを頭に浮かべて
読むのが疲れてしまいました。
読んでて素人として不思議に思ったのは、位置が大事なのはわかったけどその位置を
構成する個々の選手はある程度の範囲で動いている訳で、そうなると「戦術」というか布陣は
結構無限大に区分されるから単純に4-2-3-1とかの分類で語れるのかな、と。
結局何が言いたいのかよくわかりませんでした。
視点が変わる
(2008-08-23)
戦術の意味を深くは知らなかったのだが、非常に勉強になり、興味も深まった。なぜ韓国が躍進したのか、トルシエ・ジーコ時代の日本が抱えていた課題とはなんだったのかなど、違った側面からの視点も得られたように思う。
ところで、この本の内容がどこまで「今の専門家のトレンド」からして正しいものなのか。いっぺん、協会関係者あたりに聞いてみたいものだ。もっとも、本書が正しいものであれば、彼らは反論の素地すら持たないことになるが。