岡本一郎
光文社
グループ:Book
ランキング:45498
価格:¥ 756
発売日:2008-05-16
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カスタマーレビュー 
タイトルに嘘があるが、内容は秀逸な現代メディア論
(2008-12-17)
新書と侮るなかれ、なかなか秀逸な現代メディア論である。
本書の概要は4大マスメディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)が、ネットの発達でどう影響を受け、どういうモデルで生き残っていくべきかを、コンサルティング畑の人らしい論理的な切り口で分析した物。
同様の本はよく見かけるが、いたずらにネットを礼賛し、旧メディアの危機を訴えたものが多い。対して本書はそこに3つのクライテリア(提供情報、提供シチュエーション、アクセススタイル)を持ち込み、必ずしもネットが旧来のメディアに取って代わるものではないことを強調し、4大メディアのとるぺきポジショニングがどこにあるのかを解説してみせる。
ここで非常にユニークな視点は、ネット系企業の雄であるグーグルは、何も生み出さず整理するだけの存在であるが、それゆえにグーグルによって整理された過去のコンテンツこそが4大メディアの脅威となるということ。今やメディアは現代だけではなく、過去という時間軸にも競合をおいてビジネスをするという前提に立たなければいけないのだ。
ネットに代替不能なマスメディアの役割として、アナーキズムに陥らないための社会の合意形成、ならびに知の地盤沈下を防ぐ防波堤としているのもおもしろいところだった。インターネットだけが残りマスメディアがなくなると社会は停滞するということなのである。
さて、タイトルにある”広告モデル”であるが、実はこの本、ほとんど広告モデルについて触れられていない。マスメディアの役割ならびに今後とるべきポジションはよくわかった、だったら変容したマスメディアが、どう課金のモデルを形成してどう収益をあげていくのか、そこを知りたかったのに、本書では説明が足らず残念である。新書の分量ではそこまで書ききれなかったのであろうか。同じ著者による続刊を望みたいところかな。
なんでこんなタイトルを?
(2008-08-30)
マスコミ四媒体の研究や今後の提言のような内容
マスコミに勤める若手社員には良いのかもしれないが、
タイトルと中身がここまでマッチしてなくてもいいのか?
映画のCMは面白いが本編はイマイチである事を思いだした。
タイトルで買うと損するかも
(2008-07-11)
googleうんぬんな話かと思えばそうではありませんでした。。。
従来の数打てば当たるというものではなく、細分化されたニーズ(ニッチなニーズ)に対応することの重要性について書かれています。
現状を知るにはわかりやすく、1日で読めるのでいいと思います。
タイトルから内容がわからないので、☆3つで。
タイトルいいかげんにしてほしい
(2008-07-03)
メディアと広告に関心のある人は読んで損はないと思う。画期的に新しい視点が書かれているわけではないけれど、今後の課題となるポイントが的確に整理されている。
……が、そんなことより言いたいことは、タイトル! 「グーグルに勝つ」方法なんて書いてありません。というより、本文中にグーグルはほとんど登場しません。本書のテーマは「メディアと広告の将来」なんです。そこに間接的にグーグルが関係することはあっても、タイトルはどう見たって内容にマッチしていません。
それにしても、タイトルに「グーグル」とあるとそんなに売れるんだろうか。近ごろの新書はタイトルと内容にあまりに乖離があるものが多くて、いいかげん頭にきてます。おそらくは著者がつけたのではなくて出版社がタイトルを決めたんだろうけど、こういう商売していると信用なくすよ。
インターネットに対して求められる4マスの変化とは何か。
(2008-06-26)
インターネットと4マスとがこれからどのように融合していくのか最も良いのかという著者からの提案が書かれている。インターネットにより今までの広告モデルは確実に変化しているが,しかしインターネットがすべてのマスメディアに取って代わるという発想は,かなり極端であると指摘し,どんなにインターネットが普及しても,新聞やテレビはなくならないという立場で,その上で新聞やテレビは今後どう変化していくべきなのかを論じている。
文章がやや小難しい書き方になっており,少し読みにくいという印象を受けた。また,本のタイトルに「グーグル」という言葉を持ってきているが,グーグルについての記述はほとんどなく,インターネット広告(=グーグル)に対する4マスのこれからという狭い視点で述べられている。インターネットがこれからどうなるかなどという話は出てこない。そういう意味では期待外れ。
しかし,P.154の「ウィキペディアは寄生虫?」という文章は,今までに読んだことのない内容で,非常に説得力があった。そもそもウィキペディアは「信用できる情報源」からの情報を無料で公開している。そのため,その信用できる情報源そのものの存在が危ぶまれるという指摘は,確かにその通りだと思う。安易にインターネットは情報を得るのに安くて便利だから良いという,ユーザー視点だけで物事を考えていると,意外な落とし穴があるということを認識した。それを理解できただけでも十分な本だと考えている。